「Japan Digital Theatre Archives (JDTA)」の製作に、PERCH運営会社のベクターデザインとPERCHメンバーが参加しました!

JDTAは、アジアで唯一の演劇専門総合博物館である早稲田大学坪内博士記念演劇博物館が開設した、舞台公演の映像などの情報を検索できる特設サイトです。

2020年から猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大により、文化芸術の世界も大きな被害を受け、特に舞台芸術分野は公演延期や中止が相次ぎました。
この危機を何とか乗り越えるために、文化庁「文化芸術収益力強化事業」のひとつとして緊急事態舞台芸術ネットワークと寺田倉庫株式会社が「緊急舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業(EPAD)」を立ち上げました。JDTAは、その一環としてつくられています。

今回ベクターデザインとPERCHメンバーが強力なタッグを組み、大学博物館と日本屈指のデザイン事務所との円滑な共同作業を行うことができました。
Webシステムのスペシャリストである間野健介さん(株式会社ケイカ)が国際標準に準拠したオンラインのデジタルコレクションのためのコンテンツ管理システム「Omeka S」や「Dublin Core」というメタデータ記述を活用してアーカイブシステムを構築し、文化芸術分野のマネジメント・コーディネートを行ってきた木原進さんがプロジェクトの進行支援を担当しました。
日本デザインセンター様の魅力的なUIデザインを後ろから支え、博物館が必要とした高いレベルの発信力と運用性を確保することができたと思います。

JDTAは、これまで進んでいなかった日本の舞台芸術のデジタル化・アーカイブ化がなされた画期的なサイトです。全世界が大変な困難に見舞われる中、現代の舞台芸術を未来に残し、同時代の人々へ発信できたことは、私たちにとっても大きな希望となりました。

様々な職種のプロフェッショナルが、スキルと思考をシェアしながら作り上げたアーカイブサイトは、PERCHが持っているポテンシャルを存分に発揮した仕事といえるでしょう。

Japan Digital Theatre Archives (JDTA)
https://enpaku-jdta.jp/

緊急舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化支援事業(EPAD)
https://epad.terrada.co.jp